shinsan.photo代表
渡部 晋 WATANABE SHIN
いつも選手たちの一番かっこいい瞬間を捉えてくださっている、カメラマン 渡部 晋さん。
彼がカメラを構える理由、それは「たった1人で大自然の雪山で、自分史上最高に速く滑ろうとしている姿は、子供でも学生でも、おじいちゃんでも関係なくカッコいい。その瞬間を撮りたい一心!」
選手たちの一瞬にかける情熱を追い続け、その瞬間をシャッターで捉える渡部さんの写真は、多くの選手の記憶に深く刻まれています。
そんな渡部さんに色々聞いてみました!
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~撮影に対する想い~
とにかく、アルペンスキーやる仲間が、大好きって事。
選手や、コーチ含め。
社会人30歳間近で競技復帰。怪我の連続で滑れなくとも仲間に会いたくて松葉杖歩行なのにキャンプに連れていってもらいみんなのトレーニング終わるのを部屋のホテルで待ってトレーニングの話聞いたり、ゴールでは見ていた。
何かみんなにできる事はないかと考え写真を撮ることにした。みんなの笑顔が嬉しくて、その時の笑顔が忘れられなくて今も撮っている。
~JFAMILIAとの関わりでの感想~
今では数少ない、良い事は良い。悪い事は悪い。
技術を磨く上で最後の最後は気持ちの勝負を推しててくれるチーム。
近年選手を思う言葉であっても多種にわたるハラスメントの問題もあり言いたい事が言ってはいけない良しとしない流れであると思います。
どんなに小さい子供でも、ちゃんと1人の選手として見ているので、子供としてはしょうがないねって思うことでも、選手としてやらなくていけない事は年齢関係なくやらせる。出来不出来は別としてやらせて、できないところは上の選手が助ける。
速い選手を育てるというより、人としても、選手としても強い、良い選手を育て、レースの結果を出している様に思います。
~JFAMILIAでのエピソード~
以前私も選手として中国キャンプに参加させていただいていた際、小学生の選手の態度がわたしの目には余って見えたので、次郎ちゃんになんだあの態度って言った時に『あいつはあれで良いんだよ。アイツは必ず良い選手になる。大丈夫。』って言ってた。
ほっといているのではなく、選手の特徴を分かっていて、型に嵌めず育ててるなぁって思った。
その選手はいま、世界に出て戦ってる。それも速くて強く、良い選手になって。
すげぇなぁ。って思います。
選手の手柄は選手の手柄。選手の失敗はコーチの責任。って背中で語ってる感じがします。
渡部 晋